結露対策
熊本工務店は結露対策された住宅を標準にしています。そこで、結露の悪影響や実施している結露対策などを解説してますのでご参考にされてください。
結露とは
結露とは、空気中の水蒸気が温度の変化などによって水滴に姿を変えたものです。結露は、家族の健康を損なうカビや、家の耐久性を奪うシロアリや腐朽菌の要因になります。健康を損なうだけでなく家の寿命が縮まる原因にもなる恐ろしい現象なのです。
結露の悪影響
結露が発生することにより、以下のような悪影響を及ぼすことがあります。
カビの原因になる
壁の内側に湿気が溜まるとカビが発生します。カビが一度発生すると完全に取り除くのは難しく、カビを餌にダニが繁殖します。また、気密性の低い家では、外気の湿った空気が壁内や室内に入ってくるのでカビが発生しやすくなります。
家の寿命が短くなる
窓などの目に見える結露より恐ろしいのが「内部結露」です。内部結露は壁内結露とも呼ばれており、多くの住宅で使用される断熱材のグラスウールには、吸水性があるため湿気を吸い込んでしまいます。
すると、目に見えない壁の内側で、柱などの構造や土台を腐食させる菌が発生し、家の耐久性を低下させてしまいます。内部結露で腐った木材は、シロアリの繁殖に適した環境となってしまうのです。
シックハウス症候群
シックハウス症候群は、住宅に使われる接着剤などに含まれるホルムアルデヒドや、結露により発生したカビやダニが空気を汚染し、その空気を人が吸い込んで起きてしまうと言われています。
石油や化学物質でつくられた建材や接着剤、防カビ防虫剤が使われた合板などが普及したことで広がっていったシックハウス症候群ですが、対策として平成14年に「シックハウス法」が施行されました。
シックハウス症候群を防ぐには、化学物質のない素材や塗料などを使用すること、正しい換気計画をおこなうこと、カビやダニの原因になる「結露が起こらない家をつくる」ということが大切です。
熊本工務店の結露対策
結露を防ぐには、「水蒸気を発生させない」「水蒸気を外に排出する」「適切な換気をおこなう」「樹脂サッシを使用する」ことが大切です。
また、結露は温度差のある場所に発生するため、家の内外に熱を伝えるヒートブリッジをなくし、家中の温度差をなくすことも重要です。熊本工務店では、結露を防ぐため以下の対策をおこなっています。
外断熱は外気に影響されない
外断熱は、柱や屋根や基礎などの構造を断熱材で丸ごと包むため、外気の影響を受けなくなり室内の温度差がなくなるため結露が起こりません。
窓に樹脂サッシを使用する
断熱性が高い場合、壁より窓の熱移動が大きくなりますが、アルミサッシの1000分の1しか熱を通さない樹脂サッシにすることで結露が起こりません。
適切な換気計画をおこなう
家全体の空気が2時間に1回循環する換気システムにより、屋根裏から床下まで湿気を含んだ空気の滞留を許さないため結露が起こりません。
ヒートブリッジをつくらない
断熱欠損が生じた場合、家の内外の熱が伝わるヒートブリッジができますが、丁寧な施工で断熱欠損を除去しているため結露が起こりません。
まとめ
結露は、拭き取りなどの掃除が手間に感じるだけでなく、家の寿命を縮める要因になることや、家族の健康を損なう要因になるため、結露を発生させない対策をおこなうことがとても重要です。
熊本工務店では、高い気密性と断熱性の確保、正しい換気計画や樹脂サッシなどで万全の結露対策をおこなっておりますので、結露が気になる方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。