住宅建築会社の選び方

住宅建築会社の選び方

 

 

「接客」での見極めポイント

 

オーナー様に話を聞けるか

建築会社に行かれた際に「オーナー様に直接お話を聞けますか?」と質問してみてください。これだけで、ある程度はきちんとしている建築会社かどうか判断できます。

じつは建築業界は「クレーム業界」と呼ばれるほどクレームが多いのです。(クレームと表現するのは大変失礼ですが、そのままの表現で記載しておりますことをご了承ください)そのため、「お引き渡し後はなるべく関わりたくない」と考えている建築会社はたくさんあります。

反対に良い建築会社であれば、オーナー様に直接お話を聞くことができるでしょう。そういう建築会社はクレームがあっても誠実に対応し、定期的にアフターメンテナンスを行っていることが伺えるので、きちんとお客様との信頼関係を構築できているのです。

家は「建てたら終わり」ではなく「建ててから本当のお付き合いが始まる」ので、会社の姿勢そのものを見極める指標にできます。

 

他社との比較を避けてないか

昔の侍の話です。下のA.Bはどちらが強い剣豪だと思いますか?

A:「私は日本一強い!」と言う侍
B:「誰からの挑戦でも受けてたつ!」と言う侍

答えはBの侍ですよね。「誰からの挑戦でも受けてたつ」と言えるのは、腕に自信があるからこその言葉です。

それは建築会社にも同じ事が言えます。良質な家を適正価格で建てている建築会社は自信があるため、他社と比較されるのを嫌がらず、むしろ良いことだと捉えている場合が多いです。反対に「他社は検討せず当社で建ててください」と言ってくる建築会社には少し注意が必要です。

 

契約を急がせてこないか

「この金額で通りました」「この金額は今月の契約が条件です」などと契約を急がせるようなことを言われたら要注意です。そのような営業マンがいる住宅建築会社は厳しいノルマを課しているところが多く、お客様が第一ではなく売上や利益を第一に考えています。

それに、家というのは注文して建築することが多いので、建てる側からすればそもそも急ぐ理由はありません。ですので、消費税増税や補助金期間などの国の政策ではなく、「建築会社側の都合」で契約を急がされた時はあまり信用しない方が得策です。

ただ、土地に関してはすぐに契約した方が良い場合が多々あります。なぜなら、同じ場所に同じ広さの土地は2つとなく、時間を置いてしまうと残っているとは限らないからです。

 

「建物」での見極めポイント

 

建築現場を案内してくれるか

完成した家を見て施工に問題ないかどうかを判断するのはプロでも困難です。なぜなら、完成した家の下地(中身)は表から見るだけでは分からないからです。それでも、あえて見るとするなら以下の項目になります。

 

「外観」

●外装やタイルなどが左右対称か(サッシや外壁サイディングなどのジョイント位置)※ただし、予算の関係で左右対称にならない場合もあります。

●換気扇などが家のメインとなる面に設置されていないか

 

「内観」

●クロスなどの繋ぎ目や角に隙間ができていないか(押入れなどの見えづらい場所は特に注意)

●巾木(はばき)、笠木(かさぎ)などの入り隅(いりすみ)、出隅(ですみ)などの納め方に隙間がないか(繋ぎ目は特に注意)

 

以上になりますが、どの建築会社も見える箇所は綺麗に仕上げています。なので、表面的に家を見て全てを把握するのは困難です。やはり建築中の現場の状況や雰囲気を見ることをお勧めしています。

 

整理・整頓・清掃が徹底されているか

建築に携わったことがない方には、材料や職人の腕の良し悪しを見極めるのは難しいかも知れないですが、建築現場の掃除が行き届いているかどうかは分かると思います。なぜ、整理整頓や掃除を見るかというと、その建築会社がどれだけ現場を大切にしているか(目が行き届いているか)の判断基準になるためです。

 

職人の挨拶や身だしなみ、タバコの処理が正しいか

挨拶や身だしなみは職人にとっても基本的なことです。また、木材を扱う建築現場において、タバコの処理が正しくできているかどうかは最重要の見極めポイントと言えます。もし喫煙スペース以外の場所でタバコを吸っていれば、建築現場の管理が行き届いていない可能性が十分にあるのです。

 

建売住宅と注文住宅のどちらが良い?

建売住宅とは、土地と建物がセットで販売されている新築分譲住宅のことをいいます。一般的には大きな土地をいくつかに分け、同じような建物が何棟かまとめて建築され販売されるので、街並みに統一感が生まれ綺麗な所が多いです。

価格も手頃で明確に表示されるので、諸費用を含む総費用がわかりやすく資金計画が立てやすいことや、仕上がりのイメージがしやすいというメリットがあります。

しかし、間取り・デザイン・施工方法などを自由に選ぶことはできず、追加の要望やちょっとした変更もできない場合が多いため、ある程度の妥協は必要です。

また、建築過程や施工中の様子は見られないため、建物の構造にも不安があります。壁の内部は目に見えない場所になるので特に注意が必要です。

建売住宅、注文住宅どちらにもメリットとデメリットがあります。ご自身の考え方によってどちらが良いかは変わります。

 

注文住宅が合う方

●家へのこだわりが強い方

●施工の安心を重視する方

 

建売住宅が合う方

●時間や手間を掛けず、すぐに住みたい方

 

ハウスメーカーと工務店の特徴

「ハウスメーカーと工務店、どちらに依頼すれば良いのか」「どう選べば良いのか」わからないという方も多くいらっしゃいます。そこで、多くの方がイメージする「ハウスメーカーと工務店の違い」をまとめました。

 

ハウスメーカーの特徴

●全国展開していて社会的信用がある

●住宅展示場の家がオシャレで素敵

●モデルハウスは綺麗だけど現実的ではない

●多額の広告宣伝費が掛かっている

●建材などの大量仕入れでコストを抑えている

●1社単独でも開発団地を作れる

●プレゼンテーション資料やツールが色々ある

●良くも悪くも仕事がマニュアル化されている

●口コミなどの判断材料がネット上にたくさんある

●設計や壁紙や設備などの選択肢が少ない

●オリジナル性を出そうとするとオプションとなり金額が跳ね上がる

●下請会社が仕事を行うので中間マージンが価格に多く含まれる

●下請会社に現場を任せっきりでハウスメーカーの監督が現場にあまり来ない

 

一般的な工務店の特徴

●地域密着型で経営している

●施工エリアが限られている

●規模が小さいので倒産のリスクがある

●リフォーム中心の小さな仕事をしているイメージ

●知名度が低く企業情報が少ないので会社の判断に困る

●広告宣伝の経費がほとんどないので工事代金が安い

●大工などの職人たちが知り合い同士でチームワークが良い

●お客様の立場に立った仕事をしてくれる

●現場監督が定期的に現場を訪れて全体をよく把握している

●大手ハウスメーカーの下請けをしている(熊本工務店は下請け工事を一切おこないません。)

 

ハウスメーカーと良い工務店の比較

チェック項目ハウスメーカー良い工務店
値ごろ感×
ブランド力×
知名度×
自由設計度×
財務状況の透明性×
建築費以外の経費上乗せ多い少ない
規格性×
企画力×
オリジナル性×
アフターサービス×
営業マンの交渉力×
値引き率×

※上記はあくまでも目安でハウスメーカーや工務店毎に様々な特徴があります。

※工務店については良し悪しの差が大きいことが挙げられますので、ここでは「良い工務店」との比較にしてあります。

 

まとめ

本記事では、ハウスメーカーや工務店の選び方についてご紹介いたしました。

建築に携わる方でなければ家自体の良し悪しを見極めるのは困難ですが、建築会社の姿勢はオーナー様との関係性や現場を見ることでわかる部分もございます。その他、建築会社の選び方で悩んでいる方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。