現場リポート

熊本県合志市御代志01 注文住宅建築現場リポート①

2021.03.08掲載

こんにちは。リポート担当の黒肥地です。118日(月)晴れのち曇り最低気温-4℃。

朝は寒く日中は晴れ間も見え気温も上がり、午後に小雨も降りましたが無事に上棟式を行うことができました。

それでは早速リポートしていきましょう。

 

▼午前8時お施主様ご家族がご到着され、建物の四方をお塩、お米、お神酒、いりこを撒いて清める「四方固め」を行いました。

▼四方固めが完了し、お施主様ご家族・大工さん・当社一同集まり当社代表の挨拶の後、お施主様よりご挨拶をいただきました。

▼工事の安全とお施主様ご一家の益々のご繫栄を祈念して乾杯です。

▼いよいよ棟上げ作業のスタートです。

▼初めに梁の搬入を行いながら所定の位置に並べて行きます。

▼梁を並べ終わり次は柱を立てて行きます。

▼白い紙を巻かれたものは大黒柱・桧8寸(24㎝角)の建付けは棟梁により設置を行います。

▼続いて梁や胴差といった横架材の取り付けを行っていきます。

▼胴差を下から受け渡しを行っていますが、重さは約20㎏です。持ち上げるパワーに圧倒されます。

▼かけやと呼ばれる木槌で打ち込んでいきます。

▼横架材の取り付けが進んだところで、「建て入れ直し」を行います。
柱に「下げ振り棒」と呼ばれる振り子がついた器具を柱に巻き付けて、垂直になっているか確認していき、少しでもずれている場合は「屋起こし器」で調整していきます。

▼建て入れ直しの上では金物を配置へ並べ、仮止めを行っています。仮止め後はインパクトで固定していきます。

▼斜めに取り付けられているのは「火打ち」と呼ばれる部材です。地震や台風で発生する水平方向への変形を防ぐ部材です。

▼火打ちもしっかりと金物で固定していきます。

▼ダボ栓を打ち込んでいます。梁の上に桁を取り付けるので、しっかりと固定するために梁と桁の間をダボ栓で繋いで行きます。その後かすがいの取り付けも行います。

▼こちらの住宅には丸太梁(太鼓梁)の設置を行います。

▼続いては小屋の母屋を所定の位置に搬入し、小屋束を立て行きます。

▼小屋束の設置後は母屋を取り付けて行きます。

▼小屋束と母屋を金物(かすがい)で固定していきます。

▼小屋束の水平もしっかりとチェックを行います。

▼同時に行われていたのは、隅木(杉の化粧)を四方に設置していきます。

▼隅木の勾配もチェックを行い固定していきます。

▼ここでお昼休憩となりました。お施主様より温かい手作り「ご汁」もいただきました。
家庭菜園で作られた大豆を使用されており、優しい味の美味しさにおかわりする人が多数。心まで温まる「ご汁」でした。

▼お昼休憩が終わり、透湿防水シートを張っていきます。

▼続いて垂木の取り付けが行います。事前に梁へ墨打ちを行なっていた場所へ垂木の溝を合わせて金物(タルキック)で固定していきます。

▼続いて、軒先の広小舞の取り付けを行います。事前に加工された広小舞を現地合わせにてカットしていきます。

▼広小舞設置後、軒先から75㎝は化粧の野地板を、その他は通常の野地板の取り付けを行います。

▼野地板張りが完了し、いよいよ餅まき「ひとぎ」を行います。
 餅まきの事を大分・熊本では「ひとぎ」と呼ぶことが多いようです。
 初めに、お塩、お米、いりこ、お神酒をお供えしお清めを行います。

▼お施主様と代表3名の方に建物の四隅に一人ずつ立ち、東北の角から時計回りに隅餅を上から落としますのでキャッチしていただきます。

▼隅餅を無事にキャッチしていただいた後にいよいよ餅まきです。

▼棟上げ作業、餅まきも無事に終わりお施主様ご一家・坂口大工・代表宮川にて記念撮影。

この度の上棟式、誠にありがとうございます。これからも末永いお付き合いを宜しくお願い致します。