現場リポート
上益城郡益城町01 注文住宅建築現場リポート③ 祝・上棟式
2021.03.13掲載
こんにちは。リポート担当の黒肥地です。3月6日(土)曇り。本日は熊本県上益城郡益城町小谷にて上棟式を執り行いました。
それでは早速上棟式の様子をリポートしていきたいと思います。
▼本日の現場です。クレーン車も到着し準備が始まります。
▼まずは「四方固め」を行います。棟梁の中原大工が四方にお塩・お米・いりこ・お神酒をかけて清め、今後行われる工事が無事に完了することを祈願します。
▼営業の野田・中原大工・お施主様よりご挨拶をいただき、工事の安全と家内安全を祈念して乾杯です。
▼いよいよ上棟作業のスタートです。まずは針葉樹合板を並べて行きます。
▼ならべ終わると梁・胴差を所定場所へ並べて行きます。
▼工程を考えて選ばれた所だけの梁をを繋いで行きます。
▼梁・胴差を並べて終わると柱を立てて行きます。紙を巻いてあるのは、桧の化粧柱です。
▼柱の向きも見た目で分かる様に同じ方向に柱の位置を記載しています。化粧の柱なので表面にひび割れ等を起こさないように背割りを入れてあるため、背割りが見えなくなる方向に取り付けます。
▼大きな柱を設置して行きます。こちらは大黒柱で桧の7寸(210㎜角)こちらは三人で慎重に取り扱います。
▼柱を立て終わると、梁や胴差といった横架材をクレーンで釣り上げ「かけや」と呼ばれる木槌で打ち込んでいきます。
▼胴差を設置してしまう前に筋交いや間柱を中へ搬入していきます。
▼胴差を設置終わった場所からボルトを固定して行きます。
▼下から見るとこの様になっています。少しづつ形になってきているのが分かります。
▼この斜めに取り付けられているのは「火打ち」と呼ばれる部材です。地震や台風で発生する水平方向への変形を防ぐ部材となっています。
▼その頃下では「建て入れ直し」が始まりました。柱に「下げ振り棒」と呼ばれる振り子がついた器具を柱に巻き付けて、垂直になっているかミリ単位で確認していく作業です。少しでもずれている場合は「屋起こし器」で調整していきます。
▼柱が垂直になったので、屋根の部分の施工に取り掛かります。母屋を並べて屋根の柱部分にあたる、小屋束を取り付けて行きます。
▼小屋束を取り付けると、母屋を渡して行きます。
▼小屋束と母屋をかすがいと呼ばれる金物で固定していきます。
▼その頃、隅木の取り付けも行われていました。こちらの住宅の屋根は寄棟となっております。
▼かすがいの取り付けが完了すると雲筋交いの仮止めを行います。束の垂直を確認後固定して行きます。
▼ここでお昼休憩となります。本日はお弁当とお施主様の手作り「豚汁」を頂きました。沢山の野菜が入っており野菜の旨味がしっかりと出て、とても美味しかったです。ネギもお好みでトッピング出来るように別にされており、お心遣いありがとうございました。
▼お昼休憩後は、透水シート貼り垂木の取り付けを行います。
▼垂木は事前に梁へ墨打ちをした場所へ垂木の墨と合わせて釘で仮止めして行きます。
▼その後、ビス(タルキック)で固定していきます。
▼垂木の固定が終わると幕板の取り付けを行います。幕板にも位置出しがされており垂木の上端と墨を合わせて取り付けていきます。
▼幕板の取り付けが終わると野地板貼りへと進んで行きます。垂木の位置に釘で固定するため垂木の位置に墨打ちも行っています。
▼野地板の取り付けが終わると、筋交い間柱を取り付けて行きます。
▼窓枠の上下にも間柱を取り付けて行きます。
▼瓦屋さんが到着されアスファルト貼りを行います。
▼タッカーで取り付けを行いますが、タッカーを打つのがとても速く熟練の技に圧倒されます。
▼現場監督の冷水が前日に流れた泥の清掃を行います。これも現場監督の大切な作業です。
▼養生のシートを貼って本日の上棟式は終了となります。
この度の上棟式、誠におめでとうございます。これから始まる家づくり、ぜひお楽しみください。