現場リポート

熊本県上天草市大矢野町01 注文住宅建築現場リポート⑤~祝・上棟式~

2021.07.09掲載

こんにちは。現場リポート担当の黒肥地です。7月4日(日)雨のち曇り。本日は、熊本県上天草市大矢野町にて上棟式を執り行いました。

それでは早速リポートしていきましょう。

▼本日の現場です。

▼棟梁の古田大工とお施主様です。本日の流れをお話しされていました。

▼クレーン車が到着しました。

▼材料の搬入に道路を使用すため現場監督の冷水と村田で工事看板やポールを設置しています。事前に警察署へ道路使用許可申請の手続きを行い、安全に工事が進められるように段取りするのも現場監督の大切な仕事です。

▼始めに「四方固め」を行います。建物の四方にお塩、お米、いりこ、お清酒をかけて清め、工事が無事に完了することを祈願します。

▼四方固め後、お施主様・棟梁の古田大工よりご挨拶をいただき、工事の安全とお施主様ご一家の益々のご繫栄を祈念して乾杯です。

▼いよいよ上棟作業がスタートです。まずは合板を敷いていきます。

▼こちらの養生された柱は玄関外のポーチ柱と、玄関ホールの大黒柱です。

▼梁や胴差といった横架材を取り付ける場所へ運んで行きます。大きい物は協力しながら運んで行きます。

▼玄関ポーチ柱は棟梁の古田大工が運んで行きます。

▼大黒柱は7寸(210㎜角)で大きく重いので三人で立てて行きます。こちらも化粧柱となるため傷つけないように慎重に取り扱いを行います。

▼沢山の横架材が並べられています。

▼横架材を並べ終わると柱が搬入され土台のほぞ穴に次々と柱を差し込み立てて行きます。

▼こちらの紙が巻かれた柱は化粧柱です。化粧柱は壁の中に隠れず表に見えてくる柱となり真壁造りになります。

▼化粧柱には「背割り」加工がされています。乾燥過程で発生する割れの代わりになり、別の場所への割れが発生しにくくなるという効果があります。

▼化粧柱には化粧面が分かるよう印が付けられています。プレカット加工の過程で化粧面をしっかりとチェックされていることが確認できます。

▼あっという間にたくさんの柱が立てられています。

▼柱を立て終わると、続いて梁や胴差といった横架材の取付を行って行きます。クレーンで吊り上げ「かけや」と呼ばれる木槌で打ち込んでいきます。

▼下では繋げれる梁や桁は繋げていきます。流れや場所をしっかりと考え段取り良く作業が行われています。

▼こちらの梁は玄関ホール用で柱と柱が1900㎜と広くなるため太い梁が使用されています。玄関ホールの大黒柱は棟梁の古田大工がほぞを合わせて行きます。

▼現場監督の冷水も材料上げを手伝ってます。

▼桁や梁の取付が終わった場所から羽子板ボルトの仮止めを行っていきます。こちらの住宅では136個の羽子板ボルトが使用されています。

▼同時に「火打ち」の取付が行われています。火打ちは梁、桁、土台のコーナー部がしっかりと固定されるよう、斜めにかけ渡された補強材です。火打ちは地震や台風時に発生する水平力による変形を防止する役目があります。

▼その頃、下で「建て入れ直し」が行われていました。建て入れ直しでは、柱に「下げ振り棒」と呼ばれる振り子がついた器具を柱に巻き付け、1本1本が垂直になっているかミリ単位で確認していきます。少しでもずれていれば「屋起こし器」で調整していきます。

▼調整が終わると仮筋交いを固定していきます。

▼仮筋交いは、段取り良く作業が進められるように事前に上部が固定されています。

▼仮筋交いの固定が終わると、インパクトドライバーでボルトを締めていきます。

▼続いて、母屋が搬入され所定の場所へ並べていきます。

▼母屋を並べ終わる、小屋束を立ていきます。屋根の形状により小屋束の大きさが大小さまざまとなっています。

▼小屋束を立て終わると、母屋を渡して行きます。

▼小屋束と小屋梁・母屋・柱を「かすがい」で固定していきます。

▼その頃、隅木の取付が行われていました。

▼隅木の取付位置も事前に墨打ちされていました。次の作業を考えながら事前に行うことで作業がスムーズ進んでいきます。

▼隅木も「かすがい」で固定していきます。

▼雲筋交いを仮止めし、垂直に立っていることを確認し固定していきます。

▼その頃、下では出窓の取付が行われていました。組立をしクレーンで吊り上げ、ボルトやかすがいで固定していきます。

▼次に防水シートを貼っていきます。

▼防水シートの貼り付けが終わると垂木を取り付けていきます。

▼垂木の取付位置も事前に墨つぼで墨打ちされており垂木の墨と合わせて取り付けてていきます。

▼こちらの住宅の屋根の形状は寄棟となっています。

▼垂木の取付が終わると破風板を取り付けていきます。

▼破風板取付が終わった場所からカットしていきます。

▼破風板の取付が終わると、野地板を貼り屋根の形状に合わせカットしていきます。

▼垂木の位置に墨打ちし高圧ガンで釘を打っていきます。

▼下から見るとこの様に仕上がっています。

▼瓦屋さんが到着されアスファルトルーフィングをタッカーで取り付けていきます。こちらも垂木の位置に印をつけていきます。

この度の上棟式、誠におめでとうございます。これから本格的に始まる家づくり、ぜひ楽しまれてください。

▼本日の一枚。

合志市に帰ると虹が出ていました。