建築会社の選び方

 家づくりはどの住宅建築会社に任せるかで大きく良し悪しの差が出てきます。ですが、全ての住宅建築会社を見て回るのは時間がかかるので現実的ではありません。ここでは「接客」と「建物」の視点から、本当に信頼できる住宅建築会社を見極められるポイントをご紹介します。

「接客」の見極めポイント

  • 01 POINT

    オーナー様の話を直接聞けるか

  •  住宅建築会社に行かれた際に「オーナー様に直接お話を聞けますか?」と質問してみてください。これだけで、ある程度はきちんとしている住宅建築会社かどうか判断できます。じつは建築業界は「クレーム業界」と呼ばれるほどクレームが多いのです。(クレームと表現するのは大変失礼ですが、そのままの表現で記載しております事をご了承ください)そのため、「お引き渡し後はなるべく関わりたくない」と考えている住宅建築会社はたくさんあります。

     反対に良い住宅建築会社であれば、オーナー様に直接お話を聞く事ができるでしょう。そういう住宅建築会社はクレームがあっても誠実に対応し、定期的にアフターメンテナンスを行っている事が伺えるので、お客様との信頼関係をきちんと構築できているのです。家は「建てたら終わり」ではなく「建ててから本当のお付き合いが始まる」ので、会社の姿勢そのものを見極める指標にできます。

  • 02 POINT

    他社との比較を避けてないか

  •  昔の侍の話です。下のA.Bはどちらが強い剣豪だと思いますか?

     A:「私は日本一強い!」と言う侍
     B:「誰からの挑戦でも受けてたつ!」と言う侍

     答えはBの侍ですよね。「誰からの挑戦でも受けてたつ」と言えるのは、腕に自信があるからこその言葉です。それは住宅建築会社にも同じ事が言えます。良質な家を適正価格で建てている住宅建築会社は自信があるため、他社と比較されるのを嫌がらず、むしろ良い事だと捉えている場合が多いです。反対に「他社は検討せず当社で建ててください」と言ってくる住宅建築会社には少し注意が必要です。

  • 03 POINT

    契約を急がせてこないか

  •  「この金額で通りました」「この金額は今月の契約が条件です」などと契約を急がせるような事を言われたら要注意です。そのような営業マンがいる住宅建築会社は厳しいノルマを課しているところが多く、お客様が第一ではなく売上や利益を第一に考えています。それに、家というのは注文して建築する事が多いので、建てる側からすればそもそも急ぐ理由はありません。ですので、消費税増税や補助金期間などの国の政策ではなく、「住宅建築会社側の都合」で契約を急がされた時はあまり信用しない方が得策です。

     ただ、土地に関してはすぐに契約した方が良い場合が多々あります。なぜなら、同じ場所に同じ広さの土地は2つとなく、時間を置いてしまうと残っているとは限らないからです。

「建物」の見極めポイント

  • 見極めポイント 01

    建築現場を案内してくれるか

  •  完成した家を見て施工に問題ないかどうかを判断するのはプロでも困難です。なぜなら、完成した家の下地(中身)は表から見るだけでは分からないからです。それでも、あえて見るとするなら以下の項目になります。

    外観

    外装やタイルなどが左右対称か(サッシや外壁サイディングなどのジョイント位置)※ただし、予算の関係で左右対称にならない場合もあります。
    換気扇などが家のメインとなる面に設置されていないか

    内観

    クロスなどの繋ぎ目や角に隙間ができていないか(押入れなどの見えづらい場所は特に注意)
    巾木(はばき)、笠木(かさぎ)などの入り隅(いりすみ)、出隅(ですみ)などの納め方に隙間がないか(繋ぎ目は特に注意)

     以上になりますが、どの住宅建築会社も見える箇所は綺麗に仕上げています。なので、表面的に家を見て全てを把握するのは困難です。やはり建築中の現場の状況や雰囲気を見る事をオススメしています。

  • 見極めポイント 02

    3S(整理・整頓・清掃)が徹底されているか

  •  建築に携わった事がない方には、材料や職人の腕の良し悪しを見極めるのは難しいかも知れないですが、建築現場の掃除が行き届いているかどうかは分かると思います。なぜ、整理整頓や掃除を見るかというと、その住宅建築会社がどれだけ現場を大切にしているか(目が行き届いているか)の判断基準になるためです。

  • 見極めポイント 03

    職人の挨拶や身だしなみ、タバコの処理が正しくできているか

  •  挨拶や身だしなみは職人にとっても基本的な事です。また、木材を扱う建築現場において、タバコの処理が正しくできているかどうかは最重要の見極めポイントと言えます。もし、喫煙スペース以外の場所でタバコを吸っていれば、建築現場の管理が行き届いていない可能性が十分にあるのです。

建売住宅と注文住宅

建売住宅とは、土地と建物がセットで販売されている新築分譲住宅のことをいいます。一般的には大きな土地をいくつかに分け、同じような建物が何棟かまとめて建築され販売されるので、街並みに統一感が生まれ綺麗な所が多いです。

 価格も手頃で明確に表示されるので、諸費用を含む総費用がわかりやすく資金計画が立てやすいことや、仕上がりのイメージがしやすいというメリットがあります。

 しかし、間取り・デザイン・施工方法などを自由に選ぶことはできず、追加の要望やちょっとした変更もできない場合が多いため、ある程度の妥協をする覚悟が必要です。また、建築過程や施工中の様子は見られないため、建物の構造にも不安があります。壁の内部は目に見えない場所になるので、特に注意が必要です。

[ 建売住宅と注文住宅のどちらが良い? ]

建売住宅、注文住宅どちらにもメリットとデメリットがあります。ご自身の考え方によってどちらが良いかは変わります。

<注文住宅が合う方>

・住宅へのこだわりが強い方
・施工の安心を重視する方

<建売住宅が合う方>

・時間や手間を掛けず、すぐに住みたい方

ご家族で「自分たちが家に求めることは何か」ご検討していただくことをお勧めします。

ハウスメーカーと工務店

 「ハウスメーカーと工務店、どちらに依頼すれば良いのか」「どう選べば良いのか」わからないという方も多くいらっしゃいます。そこで、多くの方がイメージする「ハウスメーカーと工務店の違い」をまとめました。

ハウスメーカーの特徴
全国展開していて社会的信用がある
住宅展示場の家がオシャレで素敵
モデルハウスは綺麗だけど現実的ではない
多額の広告宣伝費が掛かっている
建材などの大量仕入れでコストを抑えている
1社単独でも開発団地を作れる
プレゼンテーション資料やツールが色々ある
良くも悪くも仕事がマニュアル化されている
口コミなどの判断材料がネット上にたくさんある
設計や壁紙や設備などの選択肢が少ない
オリジナル性を出そうとするとオプションとなり金額が跳ね上がる
下請会社が仕事を行うので中間マージンが価格に多く含まれる
下請会社に現場を任せっきりでハウスメーカーの監督が現場にあまり来ない
一般的な工務店の特徴
地域密着型で経営している
施工エリアが限られている
規模が小さいので倒産のリスクがある
リフォーム中心の小さな仕事をしているイメージ
知名度が低く企業情報が少ないので会社の判断に困る
広告宣伝の経費がほとんどないので工事代金が安い
大工などの職人たちが知り合い同士でチームワークが良い
お客様の立場に立った仕事をしてくれる
現場監督が定期的に現場を訪れて全体をよく把握している
大手ハウスメーカーの下請けをしている
(熊本工務店は下請け工事を一切おこないません。)

ハウスメーカーと良い工務店の比較

ハウスメーカーと良い工務店の比較

※上記はあくまでも目安でハウスメーカーや工務店毎に様々な特徴があります。
※工務店については良し悪しの差が大きいことが挙げられますので、ここでは「良い工務店」との比較にしてあります。